第253回 神経学会関東・甲信越地方会で井上雅人先生が発表しました
神経学会関東・甲信越地方会で井上が「意識障害で発症し精神症状が遷延した両側前大脳動脈領域梗塞の62歳男性例」という演題で発表しました。急性の精神症状で当初は脳炎のふれこみで転院搬送された方でしたが、両側尾状核頭部と前脳基底部の梗塞による症状でした。当科の神経心理特別診(第5回)でも取り上げた症例です。Post-stroke psychosisという用語がありますが、巣症状としての精神症状は比較的稀であり、地方会ではその病態の考察も含めて発表しました。
< 戻る