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第48回日本高次脳機能学会学術総会でシニアレジデントの中村先生が発表しました

 八王子の東京たま未来メッセで開催された第48回日本高次脳機能学会学術総会に、当科から小林教授とシニアレジデントの中村先生が参加しました。中村先生は「後部皮質萎縮症様の症状を呈した抗リン脂質抗体陽性の37歳女性例」の演題でポスター発表しました。後部皮質萎縮症(PCA)は視覚認知障害が前景にたつ比較的稀な変性疾患ですが、今回発表した症例は抗リン脂質抗体症候群による虚血の病態を背景にPCAと同様の症候をきたしておりました。症候と病態について議論が交わされました。

 シニアレジデント1年目の中村先生にとっては初めての学会発表で緊張しましたが、立派な発表でした。中村先生のポスターは優秀ポスター賞を受賞しました。また、今回は、帝京医学部5年生の池園さんと梅本さんも参加しました。原発性進行性失語症(PPA)の世界的権威であるUCSFのGorno-Tempini先生の講演を聞き、ますます神経学に対する興味が増したようです。講演後にロイヤルホストでPPAについての議論が白熱しました。Gorno-Tempini先生の研究室への留学も夢ではありませんが、その前にまずは医師国家試験ですね。

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