研修内容
帝京大学病院脳神経内科は、最先端の医療技術と温かなチームワークが融合した部署です。多彩な神経内科疾患の患者が来院するため、豊富な臨床経験を積むことができます。専門的な神経診察の技術は勿論、国内トップレベルの電気生理検査の技術習得も可能です。このページでは、専攻医(シニアレジデント)の業務内容などをご紹介します。
帝京大学脳神経内科の特色
- 多彩な神経疾患に対する臨床経験: 当院では、神経内科の幅広い疾患が集まるため、豊富な臨床経験を積むことが可能です。
- 国内トップレベルの電気生理検査: 当院の電気生理検査センターで、指導医の元、高度な電気生理検査を学ぶチャンスがあります。
- 専門的な診察技術: 経験豊富な指導医の下で、専門的な神経診察、診断法を学ぶことができます。
- フレンドリーな職場: 互いを尊重し、協力しあう環境が特徴です。
- チーム全体でのサポート体制: 部署全体での新人医師サポートが整っています。
連携外部施設
下記の年間スケジュールにあるように専攻医の2-3年目に外部病院に出向し研修を行います。当科と公式に連携している外部施設は以下の通りです。
- 独立行政法人国立病院機構 東埼玉病院 (埼玉県蓮田市)
- 医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院 (埼玉県上尾市)
- 埼玉医科大学総合医療センター (埼玉県川越市)
- 独立行政法人国立病院機構 埼玉病院 (埼玉県和光市)
- 独立行政法人 労働者健康安全機構 横浜労災病院 (神奈川県横浜市)
- 医療法人鉄蕉会 亀田総合病院 (千葉県鴨川市)
- 社会福祉法人恩賜財団済生会神奈川県病院 (神奈川県横浜市)
- IMS医療法人社団明芳会 板橋中央総合病院 (東京都板橋区)
- 沖縄県立中部病院 (沖縄県うるま市)
専攻医の主なスケジュール
年間スケジュール
概要 | 研修内容 | 研修場所 | |
---|---|---|---|
専攻医1年目 | 指導医のもとで、多彩な神経内科疾患について、診察技術、診断技術を学習します。また、内科専門医取得に必要なカリキュラムについて習得を行います。 | 脳神経内科専門研修(病棟業務、外来業務)、必要に応じて他診療科での研修 | 帝京大学医学部附属病院(本院) |
専攻医2年目 | 1年目と同様に主治医として神経内科診療を行います。また、内科専門医規定のプログラムとして、外部病院の脳神経内科に出向し、学習を行います。 | 脳神経内科専門研修(病棟業務、外来業務) | 本院、外部研修病院 |
専攻医3年目 | 当院または、外部病院での神経内科診療を行います。 | 脳神経内科専門研修(外来業務、検査and/or 病棟業務)、(大学院生の場合は研究業務) | 本院、外部研修病院 |
専攻医4年目 | 当院または外部病院での診療を行いながら、翌年度の内科専門医、脳神経内科専門医の取得に向けて準備をします。 | 脳神経内科専門研修(外来業務、検査and/or 病棟業務)、(大学院生の場合は研究業務) 内科専門医取得、神経内科専門医取得 | 本院 |
※上記スケジュールと並行して、帝京大学大学院に入学された場合は、研究指導医の指導の元、博士課程の研究を行います。
平日の一般的な
スケジュール
〇教授回診のない日
〇教授回診日
(毎週火曜日)
出勤
担当患者さんの診察
出勤
担当患者の状態を確認して、朝カンファに備えます。
全体カンファレンス
担当患者さんの報告を行い、治療方針を医局全体で共有します。
チームのカンファレンスで、担当患者の状態の報告と今後の治療方針を検討します。
カンファレンス後に、チーム全体の回診を行います。
病棟業務
薬の処方や書類作成などの日常業務を行います。
休憩
医局会
病棟業務
専攻医3年目からは指導医のもとで初診外来を担当します。外来ブースには指導医が数名常駐しているので、疑問点があればすぐに指導が受けられる体制になっています。
基本的に脳神経内科の入院患者さんは13階東病棟に入院します(病棟の看護師は脳神経内科疾患に精通しています)。午前のチーム回診で決めた方針にそって改めてオーダーを立てたり、依頼する必要のあるものについては他職種や他科とコミュニケーションを取ります。また指導医とともに、適宜必要に応じて筋生検や電気生理検査や神経心理検査などを行います(当科には指導医から直接アドバイスを受けながら検査を学ぶことのできる貴重な機会が豊富にあります)。
教授回診
神経診察を行い、神経学的所見を確認します。レジデントにとっては、教授の診察技術を直接学ぶ貴重な機会です
病棟業務
指導医との治療方針の相談など。
病棟業務や指導医との治療方針の相談などを行います。他科との合同カンファレンスがある日もあります(放射線カンファレンス、脊椎脊髄カンファレンス、ブレイン・ハートカンファレンス:いずれも月に1回、曜日固定で開催)。各分野の専門家を前に症例提示を行ったのちの治療方針のディスカッションは、レジデントにとって貴重な学びの機会となります。
また、認知症については、健康長寿医療センターで月1回開催される物忘れカンファレンスに参加することができます。神経心理学の勉強をしたい人は福島県立医科大学脳神経外科と連携して開催される勉強会に参加できます(不定期金18:30~)。
帰宅
受け持ち症例数
専攻医3年生
A先生の場合
チーム受け持ち症例数
計161人
その他内訳
先天性ミオパチー、正常圧水頭症、低髄圧症候群、放射線神経炎
チーム受け持ち症例数
計51人
その他内訳
正常圧水頭症、片頭痛、先天性ミオパチー、
白質ジストロフィー、Stiff person症候群
専攻医1年生
Y先生の場合
チーム受け持ち症例数
計160人
その他内訳
先天性ミオパチー、正常圧水頭症、遺伝性ジストニア、片頭痛
チーム受け持ち症例数
計53人
その他内訳
片頭痛