北國講師の論文”Dynamic Muscle Ultrasound as a Non- Invasive Method to Detect Contraction Fasciculations: Case Study of a Patient With Spinal- Bulbar Muscular Atrophy”が Muscle & Nerve 誌に掲載されました。

　Contraction fasciculation は、神経再支配によって巨大化した運動単位の収縮が体表から視診・触診で確認できる所見で、慢性的な神経原性変化を示唆する重要な指標です。

　今回、私たちはこの contraction fasciculation を世界で初めて筋超音波によって評価し、非侵襲的手法としての有用性を示しました。超音波が従来の侵襲的な針筋電図に代わる評価手段となる可能性を示すもので、神経筋疾患の診断や鑑別に新たな視点を提供する成果です。

PMID: 41222180, DOI: 10.1002/mus.70057